伝わらないマンガ
マンガにすれば伝わりやすいと思い込む人も増えています。
しかしマンガだから伝わるのではなく、伝わる工夫をして作るマンガだから伝わるのです。
今回は、『伝わらないマンガ』の特徴を見てみましょう。
1.文字やコマの数が多い
制作費を抑えるためにページ数を減らそうとするお気持ちは分ります。
しかしページ数を減らすために、文字をキツキツに詰め込むと、とても見難いマンガになります。
形はマンガですが、もはやこれは文章の間にイラストがあるのと同じです。
1ページの中での文字やコマを増やして窮屈感を出してしまうと、折角見やすいようにマンガにしているにも関わらず、逆に誰からも見てもらえないマンガになってしまいます。
2.大事なポイントが分かりにくい(コマ割りのメリハリがない)
コマの大きさは様々な意味を持ちます。
特に大事なことを表現しているコマは大きく取るのが基本です。
コマの大小を上手に使うことが、分りやすいマンガを作る為には必要だと言えます。
3.やたらに人の顔のアップがつづく
必要以上に人間のアップが連続すると暑苦しく感じたり、また威圧感も感じます。
これにより読者は、説得され感を持ってしまいます。
折角マンガで表現するのでしたら、自然に伝わるような工夫が必要です。
4.背景の絵が無駄に多い。もしくは全く無い。
ビジネスのマンガは『見やすく』『分りやすく』。
そして『伝わりやすく』が基本です。
漫画家の腕前を自慢するかのようにキレイな絵を沢山描いても、それは逆に見難いものになってしまうことだってあります。
背景が全く無いのも素人臭いものになりますが、ごちゃごちゃ描きすぎても醜いものになってしまいます。