やっぱり絵の方が文字よりも伝わりやすい
フキダシのセリフよりも、絵の方が印象が強く残りませんでしたか?
これはコミュニケーションのテーマではよく見かける『メラビアンの法則』にも当てはめることが出来ます。
メラビアンの法則とは、私たちのコミュニケーションにおいて『どんな情報に基づいて印象が決定されるか』の割合が示されています。
視覚から入ってくる情報 55%
(見た目やしぐさ、表情など)
聴覚から入って来る情報 38%
(声の質や大きさ、話す速さなど)
話しの内容 7%
(コトバそのものの内容)
つまり普段のコミュニケーションにおいては、視覚から入って来る情報が印象を決定づける上で大きな影響力があります。
そのためビジネスの世界でも、表情や身だしなみなどを大切にし、良い第一印象を持ってもらえるように心がけるのです。
ちなみに、お笑いの『コント』の世界では
「NATOになったらあかん。」
と教えられていると聞いたことがあります。
NATOとは『No Action Talk Only(ノー アクション トーク オンリー)』。
つまりコトバだけで笑わそうとしたらあかん、ということらしいです。
動作など資格に訴える情報を大切にしろ、という教えですね。
ところでマンガは、声は出ませんが、日頃のコミュニケーションでも大きな影響を与える視覚から入って来る情報の塊と言えます。
もちろん話しの内容(フキダシのセリフ)も大切ですが、登場人物の表情や仕草などはもっと大切です。
娯楽のマンガは、登場人物の表情や仕草などを上手に描いて面白く仕上げます。
ビジネスのマンガは、伝えたい内容が相手に分かりやすく伝わるように考えて絵を描きます。
いくら絵が上手くても、ビジネスの経験が少ない人は伝えるべきポイントが分からない為、とにかく芸術的な上手な絵を描こうとしますが、ビジネスのマンガは絵の自慢大会ではありません。
ビジネスのマンガを作る際には、伝えるべき内容を洗い出し、それがビシッと伝わる絵の構成を考えます。
だから伝わりやすいのです。
この様にイメージ付けにも活用します。
やっぱり最後の絵。
文字だけでなく絵で表現すると、成功イメージが描きやすいと思いませんか?