99%失敗することを、99%成功させるには
CEO俱楽部の例会で、出雲社長の講演をお聞きしました。
自社の話しだけでなく、ビジネスにとって大切なお話をたくさん聞かせて頂き
とても多くの学びを頂きました。
中でも特に印象に残ったのが、
『99%失敗することを、99%成功させるには』
です。
成功する秘訣は、『成功するまでやる』。
これはよく言われることですが、それを数字で教えて頂けたのは衝撃でした。
「あっ、それ、99%失敗するよ。」
そう言われることがあります。
これってつまり、
「1%成功するよ」
と言われているわけです。
ということはつまり、100個のうち1個の当たりの球をつかむ確率は何%でしょう。
という確率の問題になります。
100個の球を1個とります。
とった球を箱の中に戻さなかったら、100個(回)とれば必ず1個は当たりがありますので
99%失敗すると言われても、100回チャレンジすれば必ず当たり・成功します。
でもそうではなくて、とった球を箱に戻し、つねに100分の1のくじ引きをする計算を
しなくてはなりません。
この条件で100分の1のくじ引きを100回ひいたら、当たりをひく確率は何%でしょうか?
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64%です。
この考えから、99%外れ・失敗(つまり1%の当たり・成功)のくじを
何回ひけば、99%の確率で当たるかを計算すれば良いということになります。
「99%失敗するよ」と言われたら、
「1%成功するんだ」と置き換えます。
そして、1%の当たりくじを99%の確率でひける回数は・・・
458回、です!
つまり99%失敗することは、
458回チャレンジすると
99%の確率で成功出来るのです。
出雲社長はユーグレナ(ミドリムシ)を500社に持って行って断られたそうです。
500回失敗してもチャレンジし続けたからこそ、今では誰もが知っているユーグレナが
世の中に出たわけです。
すごいですね。
458回・・・
やみくもにゴールが見えないマラソンを走り続けるよりも
458回で99%、という数字を知っていれば、100回や200回の失敗は
通過点だと割り切って考えることができます。
200回の失敗ですら、折り返し地点にも来ていないのです。
出雲社長にはとても素晴らしいことを教えて頂きました。
感謝です。
【追伸】
確率の計算は、エクセルですると簡単です。